Interview 01
資格を取って終わりじゃない。
スキルアップを積み重ね、
“頼れる薬剤師”になりたい。
鍜治川 友晴/Kajikawa Tomoharu
薬剤師2017年入社[新卒採用]
薬局実習をきっかけに、薬学部卒業後徳吉薬局に入社。幼少時に通っていた「松並店」を訪れたとき、薬剤師が当時の自分を覚えていたことに感動した。
忘れていた薬剤師への憧れ
両親の言葉で思い出し薬学の道へ
実は大学受験直前まで、機械工学系の学部へ進もうと考えていました。でも、ふと両親から「薬剤師になるんじゃないの?」と言われて。理由を聞くと、子どもの頃よく鼻炎や風邪薬をもらいに「松並店」に行っていたんですが、僕はいつも薬の分包機をじーっと見ていたというんです。しかも、小学校の文集には「薬を作る人になる」と書いていたとか。僕は全く覚えていなかったんですが、その話が薬学部へ進学するきっかけとなりました。もしかすると生まれつき薬剤師になる運命だったのかもしれませんね(笑)。
大学5年生の時、地元で薬局実習を受けることになり、たまたま今の勤務先である「とうぶ」に配属されました。「More Than A Pharmacy(薬局以上の存在)」の理念を掲げている徳吉薬局では、薬局業務に加え、患者さんのお宅や施設へ出向いての服薬指導、管理栄養士による栄養指導、病児保育室の運営、健康をサポートする運動事業なども手がけています。それまで“薬剤師の仕事は処方箋のとおり薬を作って渡すだけ”と思っていた僕にとって、それは大きな衝撃でした。「僕も薬剤師として薬剤師以上の仕事をやってみたい」と思うようになり、徳吉薬局への入社を志望しました。
県立の総合病院前にある薬局だけに
特殊な薬の扱いもあり、責任は重大
当店舗は、薬剤師、事務員を含め約15名が勤務しています。僕が一番年下ですが皆さん優しく、リラックスして働くことができており、いい環境で仕事をさせてもらっていると感じています。ここは鳥取県立中央病院前にあるので、1日平均140人と患者数は多め。毎日忙しいですが、処方箋の内容を確認し、ほかの病院でもらっている薬と組み合わせて服用しても問題はないか、その患者さんの体質に合っているか等をしっかりとチェックします。特殊な処方箋を扱うことも多く、抗がん剤や新薬が出ることもしばしば。ですから常に新しい薬の情報を取り入れ、勉強を重ねることが欠かせません。薬剤師の資格は一生ものですが、資格を取って終わりではないということを肝に銘じて業務を行っています。服用の仕方や効き目、副作用に関するご相談など、患者さんに頼ってもらえたときはやりがいを感じます。
でもたまに、患者さんと自分たち薬剤師の“薬に対する認識の違い”に悩むこともあります。「ここは大事なポイント」と思って一生懸命説明をしてもその重要性がうまく伝わっておらず、「もう治ったから」と服薬を途中でやめていたり、飲む時間を間違えていたりすることもあります。分かりやすい説明ができるようスキルを磨き、いかに正しく服薬してもらうかが薬剤師の“腕の見せどころ”だと思っています。
目指すは外来がん治療薬の専門家
薬局と薬剤師の可能性を広げていきたい
徳吉薬局では、社内研修会はもちろん、全国各地で行われている講習会や海外研修への派遣など、スキルアップの機会が設けられています。僕も入社当初、大阪で開催された新人薬剤師の研修会に参加しました。また2018年11月には医療先進国であるイギリスへ行かせていただき、日本とは全く異なる医療システムの中、現地の薬局や薬剤師がどのような役割を果たしているのかをこの目で見ることができました。このように社員のスキルアップに力を入れている点も、勤務しやすいポイントの一つです。
現在僕は、「外来がん治療認定薬剤師」の資格取得を目指しています。講習会に参加して60単位を取得しなければいけませんし、薬学的介入実績の事例の提出、筆記試験等たくさんの高いハードルがあるのですが、自分の能力を高めるために挑戦していきたいと考えています。そしていつか患者さんから、「鍜治川さんに聞けば間違いない」と頼っていただけるような存在になりたいですね。 徳吉薬局は僕たちのような若手の薬剤師の意見も吸い上げてくれる役員・上司がおり、大きな可能性を感じさせてくれる薬局です。僕自身も、患者さんが明るい未来を感じられるような薬剤師になれるようこれからも頑張っていきたいと思います。
1日のスケジュール
6:30 | 起床、朝食 |
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8:15 | 出勤、開局準備 |
8:30 | 開局、調剤、服薬指導 |
12:30 | 昼食休憩 |
13:30 | 調剤、服薬指導 |
15:00 | 在宅、施設の薬の管理 |
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17:30 | 業務終了、退社 |
18:00 | 帰宅、夕食 |
20:00 | 娯楽、勉強 |
23:30 | 就寝 |
休日は大学時代の友人に会いに県外に行ったり、ドライブに出かけたりしています。車やドライブが好きなので、友人と車で遠方まで旅行に行くこともあります。鳥取は関西や広島方面にもアクセスが良く、僕にとってはちょうど良い地方都市です。
普段、鳥取では地元の同級生と食事やレジャーを楽しんでいます。鳥取は食材が美味しく、夜は星空がすごくきれいで、夏は海で遊べるし、冬はウインタースポーツもできる等、自然の魅力があふれていて退屈することがありません。
※掲載内容は取材当時のものです。