Interview 06｜人を知る｜徳吉薬局採用サイト

Interview 06

縁もゆかりもなかったこの鳥取から、薬剤師の可能性に挑戦したい。

日名子貴／Hinago Takashi

薬剤師2023入社［新卒採用］

九州出身。「日赤前」勤務。最前線の地域密着型の薬剤師を志し、Iターンで徳吉薬局へ。

地域密着型の医療サービスを学び
地域医療の一員となりたい

薬剤師を目指したきっかけにこれといった決定的なものは覚えていないのですが、小さい頃、よく鼻血が出る少年だったため、「鼻血が止まる薬はないのかな？」という漠然とした疑問が薬に対する興味の始まりだったと思います。その興味が薬学部を目指すきっかけとなり、気づいたら薬剤師の道に進んでいました。

徳吉薬局を志望した理由は大きく２つ。

1つ目は地方の薬局の強みである地域密着型の医療サービスを学び、自分も医療人としてその一員となり地域医療に貢献できると思ったからです。

2つ目は、徳吉薬局が業界のトレンドや方向性を素早く読み取り、新しいことを積極的に取り入れていることをWEBやSNSなどで知り、興味を持ったから。実際に入社してみるとその通りで、地域に深く関わりつつ、新しいシステムや数年先を見据えた業務の在り方など、薬剤師として勉強になることがたくさんあります。

私は生まれも育ちも九州で（大学も）、社会人になったら九州を出たいと思っていました。実は鳥取には縁もゆかりもなく、就活で初めて訪れ、特に抵抗感もなく、直感でここでの生活を決めました。

薬剤師の使命は日々の情報のアップデート
患者さんからの情報も見逃さない

鳥取赤十字病院の敷地内にある薬局として、当薬局では慢性疾患やがん治療を受けている患者さんなど、幅広い患者さんが来局されます。そのため、多様な症例に触れる機会が多く、特にがん治療を外来で行っている患者さんについては、治療がスケジュール通りに進んでいるか、副作用の程度かどのくらいか把握することがとても重要で、病院の薬剤部と連携してフォローアップを強化しています。そういったフォローアップの中で薬剤師としての学びを患者さんに還元できる瞬間に、大きなやりがいを感じます。

例えば、ある抗がん剤の服用開始時期に出やすい副作用について学び、その情報を患者さんに伝えたところ、「治療を続ける上での目安としてとても役立った、おかげで頑張れた｣という前向きな言葉をいただきました。こうした瞬間は本当に良かったなと思います。

一方で、様々な症例に対応するため、日々の知識のアップデートが求められ、それは大変な部分。しかし、これこそが薬剤師の使命であり、意欲的に取り組むべきことだと考えています。

仕事で大切にしていることは、患者さんの話を丁寧に聞くこと。患者さんの話の中には、副作用の早期発見や残薬の有無など、薬剤師として重要な情報が含まれていることがあります。これらの情報を見逃さないことが、適切な介入につながると考えています。また、患者さんの感情も理解することで、患者さんに合わせたコミュニケーションが取りやすくなります。言葉にしづらい患者さんには、答えやすい質問を投げかけて情報を引き出すことも意識しています。単に聞くだけでなく、効果的に情報を引き出すことが重要だと思っています。

地域だけではなく国の医療費削減にも貢献できるような
オールラウンダーな薬剤師を目指したい

社内にはそれぞれ異なる場所で得た知識や経験を持つ先輩がたくさんいて、とても親切に教えてくださるので、非常に勉強になっています。また、経験年数に関わらず色々なことに挑戦させてもらえる雰囲気もあり、会社全体での研修や個別に学びたいことへの研修をサポートしてくれる点もあり、とても心強いです。

将来は様々な薬物治療に精通し、薬局に来られる患者さんから信頼されることはもちろん、在宅医療など薬局外でも地域の他職種の方々に頼られる薬剤師になりたいです。

また日本では医療費が膨らむ中で、将来の保険制度の破綻や医療サービスの質の低下、医療格差の拡大が懸念されています。この問題に対して、患者さんが本当に必要な薬だけを服用していただけるように、医療従事者と協力して薬代を抑えることや、セルフメディケーションを促進することで医療費削減にも貢献できるくらいオールラウンダーな薬剤師を目指したいです。

これを実現するには長い道のりがあるかもしれませんが、目標に向かって努力を続けていきたいと思っています。